【ド変態メタラー】モッシュピットの番人&メタル職人:鈴木匠さん

「ジャスティス会議#1」内で予告した企画、"ド変態メタラーインタビュー"を遂にスタート! METAL JUSTICE MAGAZINE(以下MJM)が認定する栄誉ある“ド変態メタラー”を“DHM(DO-HENTAI-METALER)”と称し、メタルファンの権威的存在としてリスペクトさせていただきます。記念すべき第一回目にご登場いただく「DHM-1」は“モッシュピットの番人”兼“メタル職人”、鈴木匠(すずきたくみ)さんです!(聞き手:オーナー西村/MJM)


※DESTRUCTIONに囲まれる鈴木匠さん(右から2人目)

MJM 鈴木さんはメタルファンの間では“おスカル”、“ランボー”、“師匠”の名で親しまれています。Twitterネームは“鳥さんがお友達☆病弱おスカルちゃん”(@oskull69moshpit)。このインタビューでは師匠と呼ばせていただきます。


鈴木 通り名が多過ぎですよねぇ(苦笑)。


MJM 師匠はいつからHR/HMを聴き始めたのですか?


鈴木 本当にHR/HMに触れたのは忘れもしない、小学5年生の時に聴いたUFOです!


MJM 小5でUFOですか! それはどういう経緯でしたか?


鈴木 はい!クソガキでしたから(笑)。友達の兄貴の影響です。家へ遊びに行った時、部屋から爆音が流れていました。まだチビッ子だったので最初は訳分からない言葉だし、うるさい音楽だなぁ・・・って印象でしたね。翌日も友達の家へ遊びに行って、友達が母親に叱られていた時にバツが悪い状況になりまして・・・この場から逃げたいが逃げられない状況の中、友達の兄貴が帰宅し「あの音楽は何?」って、どうにかこの場から逃げたいって一心で全く興味も無いのに問い掛けたら、兄貴がニヤリと笑みを浮かべながら「イギリスのバンドでUFOっつうんだよ。部屋来いよ!カッコイイぞ!他にも沢山あるぞ」と。この時の言葉が、救世主と悪魔が同時に降臨した瞬間でしたね(笑)。HR/HMに全く興味が無い女の子に熱くガン推しする痛い男って思って頂けたら分かりやすいですね(笑)。部屋に入ると部屋一面鬱陶しいくらいロック! UFO、BLACK SABBATH、DEEP PURPLE、YES、MOUNTAIN等々、ガラの悪い外国人バンドだらけ。兄貴の熱弁を我慢し黙って聞いていました(苦笑)。これがHR/HMとの最初の出会いですが、その場しのぎだったのでHR/HMにはハマらず、中学生になった時にパンクへ行っちゃったんです(笑)。ここからが今現在に至る捻曲がったHR/HM&パンク泥沼人生の始まりです。


MJM 小学生でこんなに熱い形でメタルの洗礼を受けることができて幸せですね。その後中学生でパンクに行かれたということですが、実際いつの年代だったのでしょうか?


鈴木 チビッ子には熱過ぎましたよ(苦笑)。年代ですと1981~1982くらいでしたね。確か。パンクバンドのG.B.H.がデビューアルバムを出したくらいでした。丁度この頃の同級生達は横浜銀蝿に熱かったです(笑)。


MJM パンクからメタルにはどのような流れで戻られたのですか?


鈴木 W.A.S.Pです! HR/HMも同時に聞いてましだがパンク比率が多かった時、ブラッキーのノコギリを見た時に「ヤバい!凄い奴!」と頭をベースで撲られたくらいの衝撃でした。後に続く話しになりますが、実際本当にライブで頭をベースで撲られた経験があります(笑)。 W.A.S.Pのメンバー紹介文が、これがまた大爆笑モノで、根っからの極悪人の集合体的な内容でしてね!そこに惚れてしまいました。


MJM 師匠のメタルルーツはW.A.S.Pだったんですね! 私もあのノコギリつき豹柄ビキニジャケットを初めて見た中学2年生のときに、「やばい世界に入り込んでしまったなあ」とビビった思い出があります(笑)。

鈴木 西村さんも衝撃を喰らいましたか(笑)! W.A.S.Pは罪深いですよね・・・純粋な少年達をメタルへ引き摺り込んで(笑)。


MJM 今の今まで引き込まれて、この先も一生メタルから離れられなくなりました(笑)。W.A.S.P以降の師匠のメタル活動ストーリーを教えていただけますか?


鈴木 完全にHR/HMな人になってから、どハマりしたのがANTHRAXとSDIです。当時スケートボードの競技にも参加していまして、ANTHRAXやSUICIDAL TENDENCIES等がスケーター達のマストソングでした。ANTHRAXの”Metal Thrashing Mad”やSDIの”Mega Mosh”なんかは今でも血沸き肉躍る神ソングです。スラッシュメタルが基本ベースで色々と聴きました。

MJM  スケーターからアンスラックス、SDI、スイサイダルの流れをリアルで実践されてきたとは! どおりで師匠はアンスラックスのジョーイ・ベラドナ似なんですね(笑)。


鈴木 ベラドナに似てるって何回か言われましたよ(笑)! HR/HMってジャンルが誕生してからの歴史と同じ歩みを進んでいますから、他にも、ACCEPTは初来日から現在まで皆勤賞です(笑)。HR/HM人生で完全底無し沼に落としてくれたのがPANTERAです。自分の中ではPANTERAを超えるバンドは出て来ないと思います。でも残念ながらPANTERAは一度も観ていません・・・。だから余計にPANTERAを追ってしまうんです。笑い話でも少し本気ですが、いつかPANTERAがラウパみたいなフェスに出演してくれると未だに信じて待っています(笑)。その時がやって来て、不意討ちを喰らってもイイように、特別なライブやフェスの時は必ずPANTERA のシャツを着て準備しています(笑)!


MJM PANTERAは私も大大大好きでマイ・ベスト5に入るバンドです。では、師匠のフェイバリット・メタルバンド・ベスト5を挙げていただけますか? このインタビュー時点のベスト5ということで(笑)。


鈴木 ベスト 5ですか! 厳しいですねぇ・・・ANTHRAXとPANTERAは殿堂入りってことで、独断で省きます(笑)。この瞬間のベスト5は、DESTRUCTION、VADER、CARCASS、THE CROWN、EXODUSです。


※VADERと鈴木匠さん(右)

MJM さすがスラッシュメタルづくしのセレクションですね!


鈴木 生き様もスラッシュですからねぇ。


MJM スラッシュと言えばモッシュピット。師匠は"モッシュピットの番人"として数々のライブのフロアーで渦の中心にいらっしゃいますよね。


鈴木 番人って(笑)! モッシュピットで良い子達が安心して遊べるために見守る自治会の世話役のお爺ちゃん的なモンですよ(笑)。


MJM そう謙虚におっしゃいますが、いつも誰よりも激しく楽しくモッシュピットを管理されていますね(笑)。ちなみに師匠にとって生涯の思い出に残るライブを教えていただけますか?


鈴木 そうですねぇ、敢えて2つ挙げてもイイですか? 意外かもと思われますが、1つはジミー・ペイジ&ロバート・プラントの武道館公演です。


MJM それは意外すぎるセレクションですね!その理由を教えていただけますか?


鈴木 実際誰もがこの選択にびっくりします(笑)。皆様ご存知のように、LED ZEPPELINは活動していませんよね。確か間違えじゃ無かったらアトランティックレコードの創立何十周年かの記念で、ジョン・ボーナムの息子・ジェイソンがドラムを叩いたのが最後。LED ZEPPELIN自体がもう観ることも出来ない幻の存在になっていたときに、ジミー・ペイジ&ロバート・プラントが日本へ来る! それもインタビューでLED ZEPPELINのコピーバンドとしてLED ZEPPELINのナンバーを数曲プレイするとの事! カラダから全てのホルモンとお汁が飛び出ましたよ(笑)。ジミー・ペイジがダブルネックギターを出して来たときは武道館が揺れるくらいの歓喜。皆さんやっぱり期待しちゃいますよね!そこはやっぱりプロ!“天国への階段”は演奏しませんでした・・・。この曲を安売りしないところが素敵でしたね(笑)。これぞライブ!って思わせたのが、ジミー・ペイジがプレイを間違えて演奏を中断したとき。そのときロバート・プラントはMCで「Hahaha. Practice, practice.」と。完璧なプレイだけではなく失敗を思い出に残してくれた世界的大物には これがライブだぞ!と、ロックの魂をブチ込まれましたね(笑)。

MJM それはたしかに貴重なエピソードですね。思わずペイジ&プラントのライブ音源を探して聴きたくなりました。もう1つの思い出ライブは何ですか?


鈴木 もう1つは「OZZFEST」でのSLIPKNOTですねぇ。ステージ上手のピットに幸運にも米軍さんが9名も居ましてね。とかく激しいモッシングでした! 米軍さんに圧倒されて中盤くらいから残っていた日本人は5名くらいでしたかね。猛牛の中に子羊って感じでした(笑)。生涯の思い出になったか理由は、この時に生涯で初めてモッシュピットから離脱したからです。横にエスケープも出来ましたが、また我慢出来ずにピットへ入ったらマジで死ぬ!って思いました。米軍さんの1人に「Lift up!」と言って肩をポンポンと叩いたら「Me?(俺をか?)」って勘違いされました(苦笑)。ジェスチャーで俺を投げろ!って両腕を横に開いて伝えたら一発で分かって貰えて、クラウドサーフで離脱しました(苦笑)。 直ぐに飲み物売り場へ直行して「水を3杯!常温をてんこ盛りに入れてくれ!」って頼んだら、売り子のお姉ちゃんにメチャ笑われました(笑)。飲み物は一切持ち込み禁止でしたから辛かったですねぇ・・・。

MJM 屈強な米国軍人がモッシュピットで暴れたら、そりゃあ、ひとたまりもありませんね。私もアメリカで参戦したRAGE AGAINST THE MACHINEでステージそば前方に身を置いていたのですが、1曲目が始まった瞬間にとんでもないカオス状態になったので速攻で必死にエスケープしました。同じアメリカではLAMB OF GOD、GWAR、SUICUDAL TENDENCIES、TOXIC HOLOCAUSTが激ヤバMAXでした。

ライブと言えば、2019年も昨年同等かそれ以上の来日公演ラッシュが見込まれていますが、すでに師匠が行く予定のライブは何ですか?


鈴木 今年もてんこ盛りに来ますねぇ。2月はTTF(TRUE THRASH FESTIVAL)@大阪。3月はANAAL NATHRAKH & WATAINを全通、「EXTREME THE DOJO」、「DOWNLOAD JAPAN」。4月は OBSCURA & JINJERを2 days。5月はHYPOAISY & KATAKLYSMを2 days、BLACK EARTHを2 days。あとは忘れました(笑)! エクストリーム系ばかりですよね(苦笑)。


MJM スラッシュ&デス&ブラック系で大忙しですね! それぞれの公演に行かれる方はモッシュピットの番人に会えるはずですのでお気軽に話しかけてください、と言っていいですよね?


鈴木 是非ともですよ! 噛み付いたり、カツアゲなんかしません(笑)! 気軽に声を掛けてくれたら喜んで嬉ションしちゃうかもです(笑)。あ、人生相談や、あなたに宇宙からのミラクルパワーを授けます、的なのは勘弁して下さいね(笑)。


MJM ハハハハハ! 来日してほしいバンドはいますか?


鈴木 来日してほしいバンドですか!!!!!! これはありすぎて困った・・・。HAVOK、VOODO PRIEST、LOST SOCIETY、ANNIHILATOR、ANDRLLS、LEGION OF THE DAMNED、WITCHERY、NERVOSA。たくさん書き過ぎてごめんなさい(笑)


MJM 今年はまだ「LOUD PARK」があるかないか分かりませんが、見たいものは見たいと願いを口に出し続けましょう。この中の2つはMETAL JUSTICE TOKYO(以下MJT)が呼びます!

さて、実は師匠はモッシュピットの番人のみならず、本職の別の顔もありますよね。改めて自己紹介いただけますか?


鈴木 はい。本職は快適な睡眠をお約束すると偽った健康布団の訪問販売で、副業が空き缶拾いです(冗談笑)。本職は金属加工業で、副業はジュエリー製作です。


MJM 金属加工業! 文字通り"メタル"なお仕事ですね!そしてジュエリー製作にはとっておきのエピソードがあるんですよね?


鈴木 本当に仕事もMETALですよね(笑)。エピソードですか? ウチの取引先でエメラルドのバイヤーが南米コロンビアで空港を出た瞬間に武装集団から銃撃を喰らいながらも、ちゃんとエメラルドと趣味のカブトムシの卵を持ち帰る強者の話しとかですかね(笑)? これはリアルに笑える話しなので今度酒の席でゆっくりと(笑)。HR/HMなのでメタル系のエピソードを。先程ですが好きなバンドベスト5にも書いたVADERとTHE CROWNの熱狂的なファンなので、その2バンドのメンバー全員にジュエリーをプレゼントした事ですね。


※VADERにプレゼントした鈴木匠さんオリジナルジュエリー

※THE CROWNにプレゼントした鈴木匠さんオリジナルジュエリー

MJM おおお!なんと!! これがVADERとTHE CROWNに贈呈されたジュエリーですか!?それぞれ各メンバーへのカスタムメイドですか!!?? これを師匠がご自身で作られたんですか!?


鈴木 はい! 全て造りました。VADERの製作期間は2ヶ月、THE CROWNは・・・4時間でした(笑)。痺れましたねぇ。元々フルオーダーメイドだけを手掛けてきたので苦ではないですよ。これはロストワックスと言う技法で製作したジュエリーです。あ、豆知識的なことですが、指輪・ペンダント・ブレスレット等、貴金属や宝石等を生身に身に付ける装身具をジュエリー、その他貴金属や宝石ではないモノをアクセサリーと言います。じゃあ、ナニに埋め込む真珠は? それは武装。飲み屋ネタに使って下さい(笑)。話が反れましたが、VADERのギタリスト・Spidarと THE CROWNのベーシスト・Magnusはプレゼントしたジュエリーを身に付けてくれています。本当に嬉しい限りです。


MJM 一点物のカスタムジュエリーがバンドメンバーに愛用されているとはファンとして最高の喜びですね!


鈴木 本当にそれなんですよ! YouTubeやネット画像等で自分が製作してプレゼントしたジュエリーを身に付けてくれているのを見ると嬉しさを超えて狂喜乱舞モノですね(笑)。あのジュエリー達が世界各国でHR/HMの泥沼にハマった方々と共存しているなんて言葉にできないくらい幸せな気持ちです。


MJM 今後師匠が一点物ジュエリーを贈呈したいバンドはいますか?


鈴木 はい!モチロン居ます! これはネタでもなく本気モードで製作&プレゼントしたいバンドはDESTRUCTION。それとNERVOSAです。あのタイミングは共に笑いましたよね(笑)。他にも沢山プレゼントしたいバンドはいますが、身が持ちません(笑)!


MJM  DESTRUCTIONもNERVOSA もMJTが来日公演を実現してくれるでしょうから、そのXデーに備えて師匠がどんなオリジナルジュエリーを作られるのか、楽しみにしています!


鈴木 これこそ他力本願(笑)! 期待してます! 大体のイメージは出来上がっています。実は一切デッサン等はしないで頭の中でイメージを造り上げています。喜んで頂けたら幸いですよ。デッサンするとですね、必ず違うモノにしちゃうんです(笑)。


MJM デッサンなしでつくりあげてしまうとはおどろきです! さらに昨年12月のDUST BOLT来日時にはオリジナル弾丸ジュエリーを発表されましたね。

鈴木 DUST BOLTの弾丸は本当にウケが良かったですね(笑)。あれば咄嗟に閃きました。金属加工業とジュエリーの両方の集合体ですね。金属に直にサインを彫るのは世界初の試み。本当は会場へ来た皆様へのプレゼントにしたかったのですが、さすがにDUST BOLTのメンバーに100を超える弾丸にサイン等は罰ゲームに等しかったので抽選で女性限定にプレゼントしました。当たった女性は本当に喜んでくれましたね。あの笑顔は忘れませんよ。次は男限定で何かを仕掛けたいです(笑)。


※DUST BOLTのメンバーが鈴木匠さんオリジナル弾丸ジュエリーにサインを彫る様子

※DUST BOLTメンバーサイン入り弾丸ジュエリーをライブ会場で抽選でプレゼント

MJM 弾丸も精巧でした。今後師匠のジュエリーは“TAKUMI”ブランドとして一般向けに商品化してほしいです! いかがですか?


鈴木 弾丸も図面を描かずに製作しました(笑)。特技?特殊? 何故か2Dを3Dに脳内変換が出来るんですよ。少しずつ商品化の準備はしています。HR/HMをベースにしてロックなアイテムを造り上げて行きます。ジュエリー系もですが、一番やりたいのはライダースジャケットのフルメタルカスタムやデニムジャケットのパーツ等。ライダースのジップトップは原型が数種類出来上がっています。ブラックメタルな感じのものとバッドボーイ系。金属パーツは誰もができる訳では無いので、長年のキャリアを生かしたアイテムを商品化して行きます。


MJM それは楽しみですね! 今後メタル界に“TAKUMI”ブランドが浸透していくこと必至ですね!

このインタビューで鈴木師匠のことをある程度は分かっていただけたかと思いますが、最後にライブ会場でよく会うであろうメタルファンの方々に自己アピールをお願いします!


鈴木 ちょっと本気で思っている目標が有りましてね。それはHR/HM系ライブのメインスポンサーになる事です。


MJM おおお!ライブのスポンサーですか!!


鈴木 はい、皆様もご存知だと思いますが海外バンドを呼ぶには諸々と費用が掛かります。更に見えない費用も地味に。何故こんなことを思っているのかと言うと、自分が観たいバンドを呼びたいから。そして、もっと若い子たちが気軽にライブへ足を運ぶことができるようアシストがしたいからなんです。日本で行われるライブのチケットは決して安くはありません。これも若い子たちがHR/HMのライブに興味を示さない理由の一つだと思っています。他にも理由があると思いますが、35歳以下はチケット代半額とか女性無料等、間口を広げ 常にどんなバンドでも会場が満タン状態になればバンドも喜びますし、会場側もドリンク等で潤います。ライブはビジネス。運営側が赤字続きや会場を貸してくれる側にお金が落ちないと次へは繋がりません。毎回海外のバンドを招致する度に電卓を叩きながら悩むなら“お金で一発解決”! これが一番分かりやすいですよね(笑)。


MJM MJTとして昨年来日公演を2度主催しましたが、たしかに、とにかく、コストがたくさんかかることを身を持って知りました。フェス形式で同時に複数のバンドを海外から招聘しているプロモーターをリスペクトします。バンドの数だけ経費の掛け算ですから・・・。師匠はどんなライブを実現したいですか?


鈴木 例えば SLAYERをキャパ200程度の会場で実現したり、LAMB OF GODの単独来日公演・日本特別セットリストをみっちり3時間等々。現実離れした内容ですが可能性は0ではないはずです。やるかやらぬか、話に乗るか反るかだと思っています。そのためには自分がどこまでできるかの挑戦です。もうスタートはしています。後は結果ですので志し半ばでクタばらない様に頑張ります!


MJM 心強いです。MJTも他の先輩プロモーターがやっていない形でプレミアムなライブ、メタルファンの皆さんが一生の思い出にしていただけるような企画を形にするべく取り組んでいるので、師匠にも今後お力を貸していただきたいです。

それでは最後に、メタルファンの方々にメッセージをお願いします!


鈴木 ライブ会場でよく会う方々やHR/HMを三度の飯より好きな皆様へ。多分ですがリアルに自分を知っている方や見たことがある方々もいると思います。特にモッシュピットに棲息しているMOSHING CREW。自分自信は物事をハッキリと言う性格ですので全てストレートに言います。HR/HMに熱い方が大好きです。毛嫌いされまくりジャンルですが「HR/HMが好きでワタシの生き甲斐」と、堂々と胸を張って行きましょう。自分はロン毛で、どこから見ても誰が見てもHEAVY METALな男で、半社会的なルックスです。一般ウケなどイチミリも有りません! HR/HMの泥沼にハマって約40年。このまま墓場まで持って行く覚悟を決めています。そしてMOSHING CREWの皆を心より愛しています。仲間であり兄弟、息子、娘みたいな存在です。あと何年モッシュピットに立ち続けられるかは分かりません。もう限界を感じた時にはサークルピットのど真ん中にトレードマークのバンダナと、街で生意気そうなギャルと口喧嘩で勝ち獲った右手首に着けている大量のシュシュをそっと置き、「私、引退します」と、山口百恵がステージを去っていくかの様にメッセージを贈るので、最後はクラウドサーフで送って下さい。引退後は皆様の後ろでお姉ちゃんとイチャイチャしながらビール等を飲み、モッシュのダメ出しをする厄介な老害メタラーとして皆様を生温く見守る事でしょう。ダメ出しされない様にね(笑)。 最後に「モッシュピットで会いましょう!」


MJM 鈴木師匠、ありがとうございました! 今後鈴木師匠はMJMのライターとしてコラムもお届けてしていきますのでお楽しみに!


※DUST BOLTに囲まれる鈴木匠さん(真ん中)

※2019年2月2日収録

METAL JUSTICE MAGAZINE

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